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 心の中に〈罪の火口〉、つまり悪への傾きを見つけても恥ずかしがる必要はない。それは生きている間ずっと付いて来るものであり、その重荷を免除されている人はいないのである。

 恥ずかしがらなくてもよい。全能にして慈しみ深い主は、このような傾きに打ち勝つために必要な手段をすべて与えてくださったのだから。すなわち秘跡、信心生活、聖化された仕事である。

 辛抱強く、またがっかりしないで何度もやり直す覚悟を決めて、それらの手段を使いなさい。

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