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 人と人の区別をせず、限りなく愛徳を愛し、実行しなさい。愛徳こそ、師キリストの弟子の特徴なのだから。

 とは言うものの、愛徳を口実にして信仰を弱めてはならない。そんなことをすれば、愛も徳とは呼べなくなるからである。すなわち、ある人たちが目指しているように愛徳を言い訳にして、信仰を明確にする角(かど)を取り去り、信仰を弱め、果ては神的な強さと力を欠いた訳(わけ)の分からないものにすることは許されないからである。

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