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  幼い子、とても幼い子供になりなさい。せいぜい二、三才の子供になるのだ。それより大きい子供は時にずるくて、およそ信じ難い嘘で親をだまそうとする。

それは、悪への傾き、原罪の〈傷痕〉があるからで、まだ彼らに悪の経験はない。そんな経験があれば、もっと悪賢くなり、さらに一層もっともらしい顔でごまかしを覆い隠すようになる。

純真さを失ったのである。ところで、神のみ前で子供になるために不可欠なこと、それは純真さである。

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