877 法学と哲学の博士、マドリード大学の教授職を得るために採用試験準備中、見事な成績でやり遂げた二つの輝かしい学位の持ち主であった。 病の床に伏している、会いに来てほしい、という彼の連絡を受けた。彼が宿泊している学寮に到着した。「神父様、もう死にます」。これが挨拶だった。慈しみを込めて元気づけた。彼は総告解を望んだ。そしてその夜、死去した。 建築家と医者が死装束を着せるのを手伝ってくれた。たちまちにして腐敗し始めたあの若い肉体を見詰めながら、私たち三人は同じ思いを持った。立派なキリスト者として、彼がたった今完成させた最終的な学歴に比べれば、二つの博士号も無に等しい、と。 この点を別の言語で 選択するEspañol (原文)БългарскиCatalàČeskyDeutschEnglishFrançaisHrvatskiItaliano한국어LietuviškaiLatviešuMagyarNederlandsPolskiPortuguês BrasileiroPortuguêsRomânăРусскийSlovenskySlovenščinaSvenska简体中文繁體中文…から印刷された文書 https://escriva.org/ja/surco/877/ (2024/04/26)