658

  自己を欺かないようにしよう。神は、私たちを創るだけ創って、あとは放っておくような影のごとき存在でもないし、出かけたきり戻って来ない主人のようでもない。神の存在は、五感で感知できないとはいえ、手に触れ、目にすることができる、いかなる現実にもまして確かである。神は、今ここで私たちと共に生き、現存しておいでになる。私たちを見、私たちに耳を傾け、私たちを導き、私たちの最も小さな行いや心の奥の意向をご覧になっている。

そう私たちは信じている。しかし実際には、神がおられないかのような生き方をしている。私たちが神のことをまったく考えず、一言も語りかけないからである。また、神に従わず、感情を抑える努力をしないから。さらに、神に愛を示さず、償いをしないからである。

このような死んだ信仰で生き続けていてもいいのだろうか。

この点を別の言語で