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  使徒職においては、命ずる人の資質や命じ方を気にせずに従うべきである。そうしなければ、徳を実行したことにならない。

十字架には、ダイヤモンドや真珠やエメラルドをはめ込んだもの、七宝焼きや象牙製のものなど、たくさんある。それに、主の十字架のように木でできたものもある。いずれも同じように敬わなければならない。すべての十字架が人となられた神の犠牲について語りかけているからである。このような考えをあなたの従順に当てはめてみなさい。そのとき、主が疑いを差し挟むことなく愛の心で〈木〉を抱き締められたこと、そして、十字架上で贖いを実現させてくださったことを忘れないように。

従うというのは正しい意向をもっている証拠だから、従ったあと、必要な条件を満たした上で、兄弟的説諭をしなさい。そうすれば、説諭の義務を果たすことによって一致を強めたことになる。

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