序文

今も昔もロザリオが強力な武器であることに変わりはありません。内的戦いに勝利を得るためそして人々を助けるために。

 自分の言葉で聖母を称えなさい。あなたが主を称え、償いを捧げることを神はお望みです。

 聖母への麗しい信心と愛のわざによって世界中に平和と喜びをふりまけますように。

                           1968年10月

                           ローマにて 著者

 第五版への

 この『聖なるロザリオ』は、どのようにすれば、あなたと私が潜心して聖母に祈ることができるかを知るために書かれました。

 私がここで述べた事柄は、黙想するためであって、声を出して読むためではありません。声に出して読まないでください。声に出すと親密さを失ってしまいます。

 しかし、各神秘の〈主の祈り〉と〈聖母の祈り〉(アヴェ・マリア)は、落ちついて、はっきり、唱えてください。そうすれば、あなたはこの聖母への愛を表わす信心から、さらに多くのことを得られるでしょう。

 そして、私のために祈ることを忘れないでください。

                           1952年2月2日

                       主の奉献(聖母の清め)の祝日に

                       ローマにて  著者

 第十二版への

 人それぞれに固有の神の道があるということを、私は司祭としての経験から知ることが出来ました。

 それでも、私は実際に役立つ助言をしたいと思います。これを実行するなら、あなたへの聖霊の働きかけはますます豊かになるでしょう。

 各神秘の〈主の祈り〉と〈聖母の祈り〉(アヴェ・マリア)を唱える前に、数秒の間、沈黙して神秘を黙想してほしいのです。そうすれば、あなたの内的沈黙は深められ、祈りは豊かな実を結ぶに違いありません。

 私のために祈ることを忘れないでください。

                           1971年9月8日

                         聖母マリア誕生の祝日

                         ローマにて  著者

この章を他の言語で