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 子よ、よく聞きなさい。手酷(てひど)く扱われ、名誉を傷つけられたとき、「世の屑」であるあなたが大勢の人に騒ぎ立てられ、あたかも流行であるかのように唾を吐きかけられるとき、あなたは幸せだと思わなければならない。

 辛い、とても辛い。忍びがたいことだ。しかしそれも、遂には聖櫃に近づいて、自分が世の屑、蛆虫と思われていることを認め、「主よ、あなたが私の名誉をお望みでないのなら、どうして私がそれを望めましょうか」と心から申し上げるまでのことである。

 そのときまで、すなわち犠牲と悲しみをもとにして徹底的に裸になり、愛ゆえに余すところなく捧げるまで、神の子が幸せとは何であるかを知ったとは言えないのである。

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