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 聖なる典礼への信心にはなんと大きな値打ちがあることか。

 数日前にある人が、最近死去した一人の模範的な司祭について、本当に聖人だったと言うのを聞いたが、私は驚かなかった。

 「その方のことはよくご存じだったのですか」と尋ねると、その人は次のように答えたからである。

「いいえ。けれども、その司祭がごミサをたてておられるのを一度拝見したことがあるのです」。

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