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仕事の尊厳は愛に基づいていることを忘れずにおきたいものです。愛する能力は人間の特権であって、この能力のおかげで、私たちははかないもの過ぎ去るものを超越することができます。人間は自分以外の人々を愛し、あなたとか私とか、互いに呼び合うことができるのです。そして神を愛することができます。神は天の門を開き、私たちをその家族の一員とし、顔と顔とを合わせて親しく語り合うところにまで高めてくださるのです。

 それゆえ、私たちは物を作ったり何かをしたりするだけで満足してはならないのです。仕事は愛から生まれ、愛を表し、愛に向かうはずだからです。単に自然の驚異の中のみならず、仕事の体験や努力の中にも神を見出さなければなりません。そうすれば、仕事は祈りとなり、感謝の行為ともなります。私たちは神によって地上に置かれ、神から愛され、神の約束の世継ぎであることを知っているのですから。「あなたがたは食べるにしろ飲むにしろ、何をするにしても、すべて神の栄光を現すためにしなさい」15と言われるのもそのためなのです。

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