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幼児の生活と小事

  (フランスの)物語に出てくるタルタリンという男のように、自宅の廊下でライオン狩りをやろうという、子供のように馬鹿げた夢に、いつまでも夢中になっている人がいます。家には、たとえいたとしても鼠くらいでしょうに。このような人々のことを考えながら、皆さんに繰り返し思い出していただきたいことがあります。日々の仕事や義務を忠実に果たすことが、いかに神的で偉大であるか、神とあなたしか知らないそのような小さな戦いが、どれほど主をお喜ばせするかということです。

 目も眩むような偉業を行う機会は、そう度々訪れないことを承知しておいてください。そのような機会は滅多に現れないのです。その反対に、小さなこと、平凡なことを通して、イエス・キリストヘの愛を示す機会には事欠きません。聖イエロニモも言っています。「ごく些細なことにも霊魂の偉大さが現れる。創造主に感謝の心を上げるにしても、天と地、太陽と大海原、象とラクダ、牛と馬、豹と熊とライオンにおいてだけではなく、形よりは名前によってしか区別できないような蟻や蚊、蝿やみみず、その他の小動物において主を称える。大きなものにおいても小さなものにおいても、同じように造り主を賛美する。同じように、神に心を捧げる人は小さなことにも大きなことにも同じ熱意を示すのである」13。

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