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「私の、私の…」と終始叫ばせるのは傲慢のなせるわざです。この悪徳にとり憑かれると、人は役立たずとなり、神のために働く熱意をそがれて時間を浪費してしまいます。能率の悪い生活をしてはなりません。わがままを退治しましょう。自分の一生だからどうしようと勝手だと言うのですか。実は、あなたが生を享けたのは神のため、また主への愛ゆえに人々に役立つためなのです。埋めてしまったタラントンを掘り出し、もっと利潤の上がる運用方法を採用するよう、ぜひ勧めたいと思います。勧めに従ってくださるなら、この超自然の事業を営むに当たって、人々に賞賛されるような立派な仕事を残すか否かは問題でないことがお分かりになるでしょう。大切なのは、自らの存在も所有物も一切捧げること、才能を充分に生かすよう努力すること、よい成果をあげるよう常日頃から頑張り通すことであるからです。

 神に仕えるためにもう一年が与えられるかもしれません。しかし、五年先、いや二年先のことすら考える必要はありません。歩み始めたこの一年に、まず集中するのです。土の中に埋めないで、とにかくこの一年をお捧げしましょう。これが私たちの決意であるべきです。

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