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祈願と意向を「ひとつ」1にして、今から私たちは念祷を始めます。主がお任せになった仕事を果たすよい道具になりたいと、望みも新たにこのひとときを主との語り合いのうちに過ごしたいと思います。聖体に現存されるイエスに向かって、私は好んで明白に信仰告白することにしています。その秘跡にましますイエスのみ前で、皆さんにも心に熱い望みを燃え上がらせて欲しいのです。神と隣人に労を惜しまず仕える人、そのような人々のいるところなら、たとえ世界の果てまでも、高鳴る鼓動、心に躍動する力を伝えに行こうと。私たちは、聖徒の交わりという素晴らしい現実によって、神の真理と平和を広める仕事の担い手、聖ヨハネによれば、神の「協働者」2となったからです。

 当然、どのようにして主に倣うべきかを考えます。心の底からキリストのみ国を広げたいと思うなら、私たちの行いに輝き出るべき徳をじかに学ぶため、心を落ち着けて主の生涯を黙想しなければなりません。

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