聖徒の交わり

  聖徒の交わり。どのように説明したらいいだろうか。体に対して輸血がどのような働きをするか、分かるだろうか。聖徒の交わりは霊魂に対してそれと同じような働きをするのだ。

  特別な聖徒の交わりを〈生きなさい〉。一人ひとりが、内的な戦いのときにも、仕事についているときにも、独りぼっちではないことを知り、喜びと力を感じることだろう。

子よ、あなたが聖徒の交わりをどれほど見事に生きているかが分かった。「きのう、私のために祈ってくださっていたのを〈感じました〉」と手紙に書いてきたからである。

  超自然的な宝の〈交流〉について知っているもう一人の人が言った。「お手紙、たいへん役に立ちました。皆さんの祈りが手紙に染み込んでいます。私にはたくさんの祈りが必要です」。

  聖徒の交わりを実感しているなら―経験しているなら―、喜んで償いの人になるだろう。そして、償いは〈骨が折れるけれども、喜びである〉ことが理解できるだろう。さらに、あなたは、過去、現在、未来にわたる償いの人と〈繋がっている〉自分を実感するだろう。

  兄弟たちがあなたを助けてくれていること、そして、あなたが忠実でないと兄弟たちを助けることができないこと、これを考えれば、もっと容易に義務を果たすことができるだろう。

「わたしは、選ばれた人々のために、あらゆることを耐え忍んでいます。彼らもキリスト・イエスによる救いを永遠の栄光と共に得るためです」。

 聖徒の交わりの見事な生き方である。

 聖パウロのこの精神をくださいと、主にお願いしなさい。

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