267

  神は絶えず直ぐそばにおいでになることを確信する必要がある。神が星の輝く空のかなたにおられるかのように生活し、遠くにおられると同時に直ぐそばにもおられることを、私たちはよく考えないでいる。

神は愛情深い父として傍らにおられ、世界中の母親たちが自分の子供を愛することができる以上に、私たち一人ひとりを愛し、助けの手を差し伸べ、霊感を与え、祝福し…、赦してくださる。

悪戯をした後で、もうしません、父親のしかめ面を晴らしたことが幾度あったことか。そして多分、その日のうちに同じことを繰返した…。すると、私たちの父親は本気をよそおって厳しい調子で叱るけれども、同時に心の中では不憫に思い、考える。かわいそうに、一所懸命、いい子になろうと頑張っているのに、と。

私たちの父、それも実に父親そのものである神なる御父は、私たちの傍らにおられると同時に、天においでになる主であることを深く確信し、身にしみて感じる必要がある。

この点を別の言語で